SURGEON : Force+Form

ミニマル王子(?)サージオンのアルバムです。キックやハットなどの必要最小限の音だけで構成されたストイックな音世界ですが、そのグルーヴ感は異様なまでに凄まじい。特に1曲目の出だしにおけるざらついたノイズをまといながら厚みのあるぶっといキックが疾走する様には、どす黒いファンクネスを感じ取ることができます。また、1曲目のPartの変わり目の野外録音なんかはヘッドホンで聴かないとわからないような音ですが、一見フロア仕様でありながらも細部へのこだわりも。デトロイト風の空間的なパッドの曲もあり。