THE SEA AND CAKE : One Bedroom
シカゴはThrill Jockeyを中心とする音楽コミュニティからポップフィールドへとその名を大きく知らしめた代表作 「Oui」 から約2年、通算6枚目のアルバム。その間メンバーは各々ソロでの活動も多く、特に集まることは少なかったらしい。まず出だしの1曲目、シンセが煌びやかに浮遊する中、爽やかなギターのフレーズとリズミカルなドラムが気持ち良く疾走し、インスト曲か?と思いきや後半柔かな歌声が入ってきて一気にもってかれます。また、四つ打ちのビートが力強く走ったり、ミディアムテンポの曲調から急展開してディストーションを効かせたギターのリフが活躍したりと、いくぶん骨太になった印象。依然として 「Oui」 こそが完成された最高傑作の感もあるが、良作です。