OUTSIDE : Sarvesham
腕利きのジャズピアニストだけあってその音楽性の豊かさは他の群を抜いているOUTSIDE。 「Sarvesham」はいつになくポップなボーカル曲であまり面白くないのですが、 「Tears」はハープやヴァイオリン、ピアノが奏でる悲しみのメロディーが美しく、中盤からはMatt Cooperの真骨頂と言える瑞々しいタッチのピアノソロも若干ではありますが聴くことができます。タブラを導入したりして2曲とも東洋音楽的要素をとり入れていますが、これが彼らの新しい展開なのかもしれません。やはりOUTSIDEといえばなんといっても 「Transmigration」が一生モノの素晴らしさだけに、彼らには多大な期待を寄せるところではあります。