MOODYMANN : Silence in the Secret Garden
前作での官能的な女性ボーカル、ディスコ調のハードなビート、ゴスペルの宗教性、猥雑なコラージュ、変態性といった要素はかなり減少し、代わりにエレガンスなジャズの要素を配したスムースなテックハウス~ディープハウス色が表に出た本作。2曲目は Innerzone Orchestra の曲をノーマジーンベルのサックスなどで本格派ジャズファンクへと再構築した超傑作リミックスですが、残念なことに「ワン、トゥー、スリー…」の合図と共にアップテンポになるかっこいい瞬間が削られてしまっている。また、3曲目「Backagainforthefirsttime?」は Moodymann らしいイルな雰囲気で一番気に入っています。後半の産声なんか、まさに Forevernevermore のジャケの赤ん坊が生まれてきてしまったようなヤバい雰囲気醸し出してます。4曲目「LIVEINLA 1998」は野田努の解説にはリヴィンラと書いてありますが Live in LA だと思います。どうなんでしょう?