AZURE RAY : Burn And Shiver
「November EP」からわずか2ヶ月ほどでリリースされた2ndアルバム。精力的ですね。しかもこれがデビュー作から明らかに進化して音の間口が広がっています。デビュー作では郷愁を誘うどこか古ぼけた感じが良かったのですが、今回は洗練されて二人の美しいボーカルも一層際立っている。冒頭からややエレクトロニックなアプローチが続きますが、やはりアコギ1本でのシンプルなアレンジでこそ子守唄のように母性を感じさせる歌声が生きてくる。個人的ベストはラストの1曲。中盤からビートが静かに走り、吹きぬける風のような爽やかさが気持ち良い。