A REMINISCENT DRIVE : Mercy Street

時に絢爛に咲き誇る花のごとく華やかで、時に悲哀に満ちた美しさを湛え、時にちょっとねじれたユーモラスもありというフランスならではの芸術感覚に満ち溢れた極上のアンビエント~ラウンジテイストの傑作。オープニングの 「Life is Beautiful」 ではアンビエントのひとつの醍醐味ともいえる奔放に流れるシンセ・ストリングスが幾層にも織り重ねられてゆく様で、人生という名のひとつのドラマを生み出している。 また、「Like Twins」 や「Footprints」では、ダビーな空間の広がりをみせるピアノの美しいメロディーがメインとなり、 「New Jerusalem」 もまた時がたつのを忘れそうな、ゆったりとした和みのメロディー。