TETSU INOUE : Ambiant Otaku
Cycles of Vibrations...オリジナルは1994年リリースの、テツイノウエ初期の傑作。 1.「Karmic Light」 ― 暖色系の音色が微妙に変化しつつループし、中盤フェードアウトしてからはドローン音(持続音)による長い余韻的アンビエンス。羊水に包まれているかのような安らかな音のゆらぎが心地良い17分間です。 3.「Ambiant Otaku」 ― 短長音階で構成された音色がループし、時々心臓の鼓動のような低音がさらに不安感を煽りたてる。背後ではメタリックな音がうねりを生じ、中盤からは奇妙なSci-Fi的雰囲気をつくりだす。2.4.5.がいずれも美しきアンビエントだが、特に「The Ambient Cookbook II」においても17分ほぼフルでミックスされるという格別の扱いを受けた5.「Magnetic Field」はソフトな音の循環が美麗。