TAKAGI MASAKATSU : Eating
近年ここ日本から数々の自由でおもしろい音楽が発せられているが、その中でも高木正勝の活躍は目を見張るものがある。本作は彼が昔書き溜めていたトラックをコンパイルしたものだそうが、すでに素晴らしいメロディセンスをお持ちなようです。例えば5曲目なんかで聴ける東洋的なメロディなんか特長的ですが、どこか独特の丸みというか、情緒というか、日本人にしかわからないであろうワビサビ?があります。高木正勝のその後のリリースではより映像喚起力の強い方向へと向かいますが、本作はそんなに映像的な要素が無い分のんびりと音に浸れます。ラストの子供の声の曲の中から「カッチャン」って聞こえますね。