V.A. (Naked Music) : CARTE BLANCHE 3
Naked Musicの看板シリーズであるNude Dimensionに対して、Carte Blancheは様々なレーベルからの未発表と思われる新曲を、自由度の高いセレクションでMixしています。オープニングは、GoodLooking時代もさんざん魅了されてきた Blu Mar Ten の緻密なプロダクションに Blame が味付けをしているというだけあって、在りし日のGLRの最良の部分とも言える、フェンダーローズの音色に包含された宇宙観を拡張したコズミックなサウンドは未だなお健在であり、嬉しい限り。実は Blu Mar Ten は考古学を学んでいた背景があってか、若干のオリエンタリズムを感じさせる旋律も導入されており、やはり他に類似しない個性を感じます。さらに1.の雰囲気を上手く引き継いでスムースな流れで続く2.は、 nuphonic からの Pacific Memories EP がかなり興味深い内容だった Fenomenon による1曲。しばらく見ないうちに著しい進化を遂げていたサウンドは、美しい要素を散りばめた素晴らしい1曲!終盤はアップテンポに展開していきますが、14.の Weekender はファットなキックとシルキーボイスが恍惚へと導く!