CHRIST : Metamorphic Reproduction Miracle
昔の医学書から引用してきたような何とも妖しげなジャケット。暗闇で鈍い光を放つ胚?から広がる脈のような内ジャケは美しい。音の方は前作のEPよりもだいぶ暗いながらも勇壮なメロディがあるのが最大の特長でしょう。各所でダースベーダーのようなエフェクトを施されたボイスが多用されて、暗さに拍車をかけています。また、3.「eezeebreeze」や6.なんかのアナログな質感のパッドがまさに Boards of Canada的な夢幻パースペクティブで美しく、特に3.はきらめくようなメロディがじわじわと盛り上がる展開も良くて本作一明るい。マスタリングに Bola がクレジットされているが、時折ざらざらした音質やガチャガチャしたブレイクビーツが過剰であまり好きではない。