INNERZONE ORCHESTRA : Programmed
1曲目の気持ち悪いゲイみたいな声や、黒いマシンソウル丸出しにした前半に、初めはなんとなくのめり込めないアルバムと思った。しかし後半10から13曲目はジャジーな生音重視で聴きやすい。ソウルフルな歌モノ「People make the world go round」なんかは普通の本格的なカバーかと思いきや、終盤に緩やかなビートが気持ち良く脈打ったりします。また、 「Galaxy」はフルートの音色とともに始まるパーカッシヴなハウス・スタイルのビートがファンキーな聴きやすい1曲。ピアノを大胆に導入した 「At Les」 あたりのコズミックな美しさも良い。しかし 「Bug in the Bass Bin」 は Jazz Version の方が断然かっこいいです。あと、3曲目のラップで、何か食いながらラップしてるように聴こえるのですが、幻聴でしょうか。ボーナストラックは要らん。