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JavaScript 関数と XPCOM メソッドの例外ハンドリング
JavaScript の関数がスローする例外の内容を知るには、例外オブジェクトの値そのものを調べる。
XPCOM のメソッドがスローする例外の内容を知るには、例外オブジェクト (nsIXPCException オブジェクト) の result プロパティなどを調べる。
例えば以下のような純粋な JavaScript の関数があるとすると、
const Cr = Components.results; function test() { throw Cr.NS_ERROR_FAILURE; }
関数実行時に catch したオブジェクトの値そのものを調べることで例外の内容を知ることができる。
try { test(); } catch (ex if ex == Cr.NS_ERROR_FAILURE) { alert("Failed!"); }
一方、上記の関数 test と同じ内容のメソッドを JavaScript 製 XPCOM のメソッドとして実装した場合、メソッド実行時に catch した例外は nsIXPCException オブジェクトとなり、 result プロパティなどから例外の内容を知ることができる。
try { Cc["@XXX"].getService(Ci.XXX).test(); } catch (ex if ex.result == Cr.NS_ERROR_FAILURE) { alert("Failed!"); }
Components.Exception コンストラクタを使えば、純粋な JavaScript の関数で nsIXPCException オブジェクトの例外をスローすることも可能。エラーコンソールに例外発生のソースファイルなどの詳細表示ができるといった利点が挙げられる。
function test() { throw new Components.Exception("Failed!", Cr.NS_ERROR_FAILURE); }