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拡張機能バージョンアップ時の不完全ローカライズの取り扱い
翻訳者ではなく、拡張機能開発者としての疑問。
ある言語の翻訳者がローカライズ (xx-XX の locale パッケージ) を提供してくれたはいいが、その後、拡張機能がバージョンアップして翻訳すべき箇所が追加されても、継続的にローカライズをメンテしてくれないことが多々ある。
そういう場合、どうするか?
案1 不完全なローカライズは含めない
バージョンアップで翻訳可能な箇所を追加するたびに locale パッケージを en-US と ja-JP だけに削減してリリースし、完全なローカライズが提供され次第、それを含めて再リリースする。
ついてこれるやつだけついて来い、という感じの冷たいやり方。
確か Firefox 1.0 の頃はバージョンアップに伴い locale パッケージを減らすと変なエラーが出て、この方法は無理だったような気がする。
案2 未翻訳の部分は英語で置き換えておく
拡張機能のバージョンアップに伴い、DTDファイルに新しいエンティティを追加したとすると、その拡張機能に含まれる日本語以外の全 locale パッケージに対して英語のエンティティを追加する。
おそらくこれが一般的ではないだろうか。 Piro さんもやはりこの方式であるそうだ。
しかし、手作業でやると面倒であり、ミスも発生しやすい。英語のエンティティを追加し忘れると、ブラウザウィンドウ下部に黄色いエラーメッセージが表示されたりして被害が大きい。
BabelZilla を使っていると、この面倒くささを解消できる。ただ…
また、正式リリース前に英語で置き換えられたバージョンを翻訳者に送付し、ローカライズをお願いするというのもいいかもしれない。
案3 案1+案2の折衷案
とりあえず未翻訳の部分は英語で置き換えてリリースし、その後あまりにも未翻訳な部分(英語で置き換えられた部分)が多くなりすぎたら、その locale パッケージを削除する。
ユーザによっては少しでも自分の国の言語に翻訳されている方がありがたいと思うかもしれないので、どの程度未翻訳な部分が増えたら locale パッケージを捨てるか、難しいところ。